【銀魂】 土方十四郎の魅力

子供の時や昔見ていたアニメを大人になってから見ると懐かしさからくるのか、安心感を得られます。私はこれまでに色々な作品を見てきましたが、中でも一番ハマったのが銀魂です。自分が中学生の頃にアニメが放映されて、周りの殆どの女子が見ていました。友達から単行本を見せられ、どの人が好き？と聞かれた事がありまして、「この黒い服着た黒髪の人。」と答えた記憶があります。なんとなくかっこいいなと思っていました。名前を聞いたら「土方十四郎」という名のキャラクターだと。土方さんをきっかけに銀魂に興味を持ち始め、アニメを見るようになり単行本も買い揃えるようになりました。

柳生編で好きになる。

なんとなくかっこいい位にしか思ってなかった土方さんが、柳生編の戦いを見て完成にのめり込んでしまった自分が居ました…。神楽にお皿を取ってきてあげたり女の子への接し方や、お前の為じゃないと言いつつも新八の力になっていたり、不器用ながらも土方さんの優しさが垣間見れて温かい気持ちになりました。そして何よりも、北大路との戦いです。道場時代の尖っていた土方さん(バラガキ)が近藤さんに出会い、段々と性格が丸くなっていく…「努力してねえなんて誰にも言わせねえ。」近藤さんが言っていたように、努力しているところを誰にも見せない姿。本気でかっこいいと思いました。「研ぎ澄まされた奴の刀は、鉄をも切り裂く。」ここで土方さんは北大路の皿を割り、勝利します。このシーンで惚れてしまいましたよ。今も昔もブレていない。そして煙草を一服、何も無かったかのように新八と近藤さんの元へ。「マルイデパートの自動ドアに挟まっただけだ。」

惚れ直した瞬間。

土方さんに好きな女の人が居たのは正直少しだけショックだったのですが…（笑）嫌な気持ちには何故かならなかったのです。自分よりも人の幸せを願う、寧ろこの台詞で土方さんに惚れ直しました。言葉にも態度にも出さないけど、ミツバさんへの揺るぎない愛を感じた言葉でした。道場時代の土方さんが顔を真っ赤にしてる隣で微笑むミツバさんが好きです。「お前の事なんか知らねえよ。」なんて土方さんに素っ気無くされても(彼なりの不器用な優しさ)、「自分達の道を貫いて欲しい」と健気に想うミツバさんも大好きなのです。土方さんとミツバさんは銀魂では珍しい(？)公認の2人なんですね。でも欲を言うと土方さんはもっとミツバさんに対して優しくして欲しかったし自分の気持ちにも素直になって欲しかったです…そして2人のやり取りをもっと見たい気持ちもありました。激辛せんべいで涙の意味をごまかす演出も良いです。土方さん好きとして、ミツバ編は好きなエピソードの一つですが、見るのがこわいエピソードでもあります。好きなんだけど、迂闊に見れない。何回見ても号泣してしまうお話です。

何度も好きになる。

真選組動乱編。トッシーも可愛いです（笑）土方さんは本当に「真選組」が大好きなんだなと思わせられたエピソードでした。トッシーの口調から徐々に「土方十四郎」に戻っていく演技も最高です。(cv中井和哉)いかにもお礼なんて言わなそうな男のありがとよ、は何といいますか、心に響くものがありました。それも銀さん(万事屋)に対してですから尚更…！

私の思い出の中の土方さんは以上ですが、その後もバラガキ編や、さらば真選組だったりと沢山のかっこいいシーンを見せてくれています。見た目のかっこよさに加えて不器用な優しさとマヨラーという可愛さ(？)、真っ直ぐな心意気、そしてやっぱりcv中井和哉（笑）そんな彼に惹かれました。後にも先にもこんなに好きになったキャラクターは土方さんが初めてで、今でも彼が一番好きです。知れば知る程、どんどん好きになってしまいます。土方さんの魅力は一言では言い表せない程です。

ああそれから栗子ちゃんとデートする話も可愛いかったですね！マヨラー星の王子は、栗子ちゃんだけでは無く、沢山の土方さんファンの心も鷲掴みにした事でしょう。